なぜおひさま農園の工賃は高いのか?その秘密を公開!(後編)
コラム

なぜおひさま農園の工賃は高いのか?その秘密を公開!(後編)

2025-03-16T14:03:02村田 人士(むらた ひとし)

4. おひさま農園の工賃が高い理由③──生産性を最大化する工夫

4. おひさま農園の工賃が高い理由③──生産性を最大化する工夫

3ヘクタールの広大な畑を活かした効率的な作業分担

おひさま農園では、3ヘクタールもの広い畑を活用し、効率的に作業を分担しています。それぞれの得意な作業を担当できるよう調整し、負担を軽減しながらも高い生産性を確保しています。

一人ひとりの適性を見極めた役割分担

農作業が得意な方には栽培や収穫を、細かい作業が得意な方には袋詰めや出荷作業を担当してもらうなど、個々の特性に応じた作業分担を行っています。これにより、一人ひとりが無理なく働ける環境を作りつつ、全体の生産効率を向上させています。

地域との協力で作業効率を向上

おひさま農園では、周囲の農家とのつながりを活かし、農機具の共有や作業の効率化を進めています。地元の農家と連携することで、収穫時期の調整やノウハウの共有が可能になり、全体の生産性を高めることができます。

5. おひさま農園の工賃が高い理由④──機械化と人の手作業のバランス

小品目の大量生産でコスト削減

おひさま農園では、小品目の大量生産を行うことでコストを抑え、収益を最大化しています。作業工程を統一することで、効率的に野菜を生産し、安定した売上を確保しています。

機械を導入しつつも、人の手による作業を大切にする

最新の農業機械を積極的に導入し、作業の効率化を進めています。しかし、細やかな作業や品質を維持するためには、人の手による丁寧な作業が欠かせません。機械と手作業を組み合わせることで、効率と品質の両立を実現しています。

高単価作物ではなく、機械化が難しい作業に注力

ブロッコリーのような高単価作物にはあえて取り組まず、機械に頼れない手作業が必要な野菜を中心に生産することで、障がいのある方が活躍できる場を確保しています。

伝統野菜「三重なばな」の存続への挑戦

「三重なばな」は、地域の伝統野菜でありながら、生産者の高齢化による減少が懸念されています。おひさま農園では、この貴重な野菜を未来へつなげるため、障がいのある方々とともに生産を続けています。

6. 実際に働いている人の声──工賃が高いことで生まれた変化

・「収入が安定し、自立した生活ができるようになった」

→ 以前は短時間の仕事しかできず、収入も不安定でしたが、今では継続して働けるようになりましたね。朝の出勤が安定してきたのも大きな成長です。

・「仕事にやりがいを感じ、毎日が充実している」

→ 最初は自分に合った作業がわからず戸惑っていましたが、収穫作業を任されるようになってからは自信を持って取り組めるようになりましたね。「自分の育てた野菜が出荷された」と報告してくれる顔が、とても誇らしげでした。

・「自分の力で収入を得られることで、自信がついた」

→ 以前は仕事に対して不安がありましたが、続けるうちに「自分にもできることがある」と気づけたようですね。最近は、新しい作業にも積極的に挑戦する姿が見られ、頼もしくなりました。

・「最初は週2回が限界だったけど、今では週5回通えるようになった!」

→ 朝起きるのが苦手だったのに、最近では時間通りに来れるようになりましたね。規則正しい生活が身について、よく眠れるようになったと話してくれました。

・「人と話すのが苦手だったけど、今は仲間と協力できるようになった」

→ 最初は一人で黙々と作業するのが好きでしたが、今では他の利用者さんと一緒に作業する時間が増えましたね。最近は、「○○さんと一緒にやると楽しい」と笑顔で話してくれています。

7. まとめ──「働く価値を正しく評価する社会」へ

おひさま農園では、

・農業の強みを活かし、生産から販売までの流れを確立

・付加価値の高い野菜を生産し、安定した収益を確保

・機械化と人の手作業をバランスよく活用

・伝統野菜の存続を支えながら、障がい者の雇用を創出

このような取り組みを通じて、「工賃が安いのは仕方ない」という常識を覆し、新しい価値を生み出しています。

おひさま農園で、一緒に未来を築いていきませんか?

村田 人士

村田 人士

合同会社Izaya 代表。鈴鹿市を中心に障害福祉サービスの展開や、ITを活用した地域支援を行っています。「ほっこりナビ」を通じて、一人ひとりに合った「働く・住む」の選択肢を届けることを目指しています。

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