
春になると気分が落ち込むのはなぜ?メンタルが揺れやすい季節の正体
はじめに
はじめに
春はあたたかくて、草花が芽吹いて、世界が少しやさしくなる季節。
でも、私は春が苦手です。
うつ病が寛解してからしばらく経った今でも、やっぱりこの季節になると心が揺らぐ感覚があります。
花粉症のせいかなと思った時期もありました。
でも本当は、春という季節そのものに、苦い思い出や、なにか言葉にできない疲れが積もっているような気がしています。
気づけば肩に力が入り、気持ちがついていかなくて——そんな春を何度も経験してきました。
この記事は、そんな私自身の体験も重ねながら、「春にしんどさを感じるあなた」に寄り添いたくて書きました。
春になると気持ちが不安定になる人が多いのはなぜ?
春は、気温の寒暖差、日照時間の急変、そして新生活など、私たちの内外にたくさんの「変化」が押し寄せる季節です。
この変化は、心身にとって大きな刺激になります。
とくに「セロトニン」と呼ばれる幸福感に関わる神経伝達物質は、春先の気温・気圧・日照の影響を受けやすいことが知られています。セロトニンのバランスが崩れると、眠気やだるさ、不安感などが現れやすくなります。
また、年度の切り替わりによる環境の変化——進学・就職・異動・転居など——も、無意識のうちにストレスとなって心を揺らします。だからこそ、春は「一見穏やかだけど、実は心がざわつきやすい季節」なのです。
春のメンタル不調にはどんなサインがある?
「春になると、なぜか寝ても疲れが取れない」「理由もなく涙が出てしまう」「朝、起き上がるのがつらい」——そんな声、聞いたことありませんか?
春のメンタル不調は、気分の落ち込みだけでなく、身体的なサインとして表れることがよくあります。たとえば:
・眠りが浅くなる、早朝に目が覚めてしまう
・食欲が不安定になる(過食または食欲減退)
・不安感や焦燥感が強まる
・人と会いたくない、話すのがしんどい
「なんとなく元気が出ない」「理由がはっきりしないのにツラい」そんな揺らぎも、春ならではのメンタルのサインかもしれません。
しんどい春を少しでも楽に過ごすためのセルフケア
心が揺らぐときほど、「整えよう」とがんばるよりも「ゆるめよう」と意識してみてください。以下は、春の不安定さに寄り添うセルフケアのヒントです:
☀ 朝の光を浴びる習慣をつける
セロトニンの分泌を促し、体内時計のリズムが整いやすくなります。曇りの日でも外に出てみるだけで違います。
🫖 温かい飲み物で身体を内側からゆるめる
白湯やノンカフェインのハーブティーで「ほっ」とできる時間を意識的につくりましょう。
🚶♀️「動くこと」を小さく取り入れる
散歩、ラジオ体操、ストレッチ——強度よりも“続けられること”が大切です。
大事なのは「がんばらなくてもOK」と思えること。回復の第一歩は、優しさを自分に向けることからです。
しんどい春を「悪いもの」と思わなくていい
「周りは楽しそうにしているのに、自分だけが沈んでいる気がする」
そんな風に感じてしまうのも、春のしんどさの一つかもしれません。
でも実は、春に心が揺れる人はとても多く、それは決して「弱さ」ではありません。
変化に反応できるというのは、あなたの感受性が豊かである証拠でもあるのです。
しんどい日があってもいい。
何もできない日があっても、それもちゃんと意味がある。
そう思えるようになるまで、少しずつ、ゆっくり。
春のメンタルは、「焦らないこと」が何よりのケアかもしれません。
まとめ
「春は明るい季節のはずなのに、自分の心だけがうまく晴れない」
そんな風に感じることは、決して特別なことではありません。
私自身もそうです。春は、毎年のように少ししんどくなります。
でもそれも含めて、「今の自分を責めなくていい」と言いたいです。
しんどい日は、しんどくていい。何もできない日があっても大丈夫。
この記事が、春のざわざわした空気のなかで、
「自分の感情を否定しないでいられる場所」になれたらうれしいです。
村田 人士
合同会社Izaya 代表。鈴鹿市を中心に障害福祉サービスの展開や、ITを活用した地域支援を行っています。「ほっこりナビ」を通じて、一人ひとりに合った「働く・住む」の選択肢を届けることを目指しています。


