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粉ナムの景色(ポイントまとめ) 精神病による運動不足と悪循環 筋トレによる脳内ホルモンの分泌と気分改善 自己肯定感の回復と生活リズムの再構築 無理なく始めるコツと注意点 実際の体験談:スクワット10回からの回復の道 継続は「完璧を目指さないこと」 1.
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<p><strong>粉ナムの景色(ポイントまとめ)</strong></p>
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<li>精神病による運動不足と悪循環</li>
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<li>筋トレによる脳内ホルモンの分泌と気分改善</li>
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<li>自己肯定感の回復と生活リズムの再構築</li>
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<li>無理なく始めるコツと注意点</li>
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<li>実際の体験談:スクワット10回からの回復の道</li>
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<li>継続は「完璧を目指さないこと」</li>
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<p><strong>1. 動けない日々と運動不足の罠</strong></p>
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<p>統合失調症を発症した19歳の頃、私はベッドに横たわる時間が増え、何もやる気が起きませんでした。ほんの数メートル先の冷蔵庫に行くことすら億劫で、1日の大半を布団の中で過ごしていました。</p>
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<p>気分が沈み、未来が見えず、時間だけが過ぎていく。そのうちに筋力も落ち、ますます体が重くなるという悪循環に入りました。「動けない自分」が「ダメな自分」に感じられ、自己嫌悪でいっぱいになる……。そんな日々が長く続いていたのです。</p>
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<p><strong>2. 筋トレが脳に与える「光」</strong></p>
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<p>転機は、ある日作業所の職員さんが言ってくれた一言でした。</p>
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<p>「軽く体を動かすだけでも、気分が変わるかもしれませんよ」</p>
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<p>半信半疑でしたが、その日の夜、自宅でスクワットをゆっくり10回やってみました。終えたあと、なぜか心が少しだけ軽くなったような、すーっと風が通るような感じがしたのを今でも覚えています。</p>
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<p>後から知ったのですが、筋トレをすると脳内にセロトニンやドーパミンといった「幸せホルモン」が出るそうです。これは、抗うつ薬にも似た働きを持つ物質で、自然な形で気分を改善してくれるのだとか。科学の裏付けがあることを知り、「これなら、もう少し続けてみよう」と思いました。</p>
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<p><strong>3. 「昨日より一歩進んだ自分」が嬉しい</strong></p>
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<p>精神病になると、どうしても「できない自分」にばかり目がいってしまいます。でも筋トレは、小さな「できた!」を感じやすい活動です。</p>
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<p>たとえば最初はスクワット10回が限界だったのが、2週間後には15回できるようになっていた。腕立て伏せが1回もできなかったのが、壁を使えばなんとか5回できた。</p>
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<p>ほんの些細なことでも、「前よりできるようになった」という事実は、自信につながります。鏡に映った自分の肩が少しだけしっかりしてきたとき、「おお、なんかカッコよくなってきたかも」と思えて、自然と笑みが出ました。</p>
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<p><strong>4. 無理せず、丁寧に取り入れること</strong></p>
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<p>ただし、精神疾患を持っている人にとって、「頑張りすぎ」は禁物です。かつての私は、調子が良い日に無理をして20回、30回とやりすぎて、翌日ぐったりしてしまったことがあります。</p>
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<p>筋トレはあくまで「自分を労わるための手段」です。だからこそ、疲れている日は思い切って休む。調子が悪いときは、ストレッチだけでもいい。そうやって自分と相談しながら進めるのが大事だと気づきました。</p>
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<p>私は「やれたらラッキー、やれなくてもOK」という気持ちで続けています。</p>
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<p><strong>5. 回復の兆しは、ふとしたところに現れる</strong></p>
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<p>筋トレを始めて3ヶ月ほど経った頃、気づけば「今日は外に出てみようかな」と思える日が増えてきました。駅前まで歩いて、コーヒーを買って帰る。それだけで「今日はちゃんと生きられた」と思えました。</p>
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<p>筋肉が少しついてくると、姿勢も良くなり、呼吸も深くなる。体が変わると、心も自然とついてくるのです。今では作業所にも週4日ほど通えていて、人と会話することにも慣れてきました。筋トレがくれたのは、ただの筋力ではなく、「回復のきっかけ」だったのだと思います。</p>
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<p><strong>6. 続けるコツは「完璧を求めないこと」</strong></p>
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<p>筋トレを続ける上で私が大切にしているのは、「完璧を目指さない」ことです。三日坊主でもいいし、1回やっただけでもOK。やらない日があっても、また再開すればいい。</p>
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<p>精神病と向き合うには、「自分に優しくする」ことがとても大事です。筋トレもその一環として、自分を責めず、少しずつ積み重ねていくことで、確かな手応えを感じられるようになってきました。</p>
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<p><strong>おわりに</strong></p>
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<p>精神病と筋トレ、一見関係のないものに思えるかもしれません。でも、私にとって筋トレは「心の回復への第一歩」でした。</p>
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<p>もし今、気力が湧かずに苦しんでいる人がいたら、どうか無理のない範囲で、少しだけ体を動かしてみてください。それが「もう少し生きてみようかな」と思えるきっかけになるかもしれません。</p>
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<p>そしてその一歩が、いつかあなたを救う光になることを、私は信じています。</p>
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