60歳という年齢は、昔なら定年と言われる節目の年ですよね。私もふと、「皆は8時間働いているのかな」なんて考えることがあります。 学生の頃は、みんなと同じように進んでいく感覚がありました。でも、大人に
60歳という年齢は、昔なら定年と言われる節目の年ですよね。私もふと、「皆は8時間働いているのかな」なんて考えることがあります。
学生の頃は、みんなと同じように進んでいく感覚がありました。でも、大人になって、それぞれ違う道に進むのは自然なことだと分かっていても、今の自分と周りを比べて「違う道すぎるかなあ」と感じてしまうことがあるんです。
そんな時、心から「一般人になりたいなあ」って思います。私にとっての「一般人」って、きっと「悩みが少ない」状態なんですよね。もっと気楽に、穏やかに過ごせたら、どんなに良いだろうって。
でも、いざ「悩みが少ない状態ってどんなだろう?」と考えてみると、なかなか言葉にするのが難しいんです。漠然とした不安や、周りとの違いを感じる気持ちが、いつも心のどこかにあるのかもしれません。
そんな私の今の日々は、B型作業所での活動と、シルバー人材センターで習っている詩吟が中心です。特に詩吟は、私にとって新しい挑戦で、正直なところ「習っているだけでも大変」と感じることもあります。
詩吟は「勉強」だから、集中力もエネルギーも使います。歌詞を覚えたり、発声の練習をしたり、一つ一つに「一生懸命すること」が求められます。真剣に取り組むからこそ、時には「難しいな」「疲れたな」と思うこともありますね。
でも、そんな大変な詩吟の練習の中でも、私にとってかけがえのない喜びがあるんです。それは、「みなと仲良くできた時」。
一緒に練習している仲間と、休憩時間にちょっとおしゃべりしたり、難しい部分を教え合ったり、時には冗談を言い合って笑ったり……。そんな瞬間に、「ああ、仲間っていいな」って心から思います。一生懸命頑張っているからこそ、仲間とのつながりも深まるんだなと感じています。
「一般人になりたい」という気持ちは、今でも私の心の中にあります。周りとの違いに戸惑うことも、もちろんあります。でも、詩吟を通じて出会えた仲間との温かい交流は、私の日々に光を灯してくれる大切な時間です。
たとえ周りと違う道を進んでいても、自分なりに一生懸命取り組む中で、小さな喜びや大切なつながりを見つけられる。そんな今の自分を、少しずつ受け入れられるようになってきた気がします。
もし、あなたも周りと比べて「自分は違うのかな」と感じたり、漠然とした不安を抱えていたりするなら、何か新しいことに挑戦してみるのも一つの方法かもしれません。大変なこともありますが、きっとそこには、かけがえのない出会いや、心が「ほっこり」する瞬間が待っていますよ。