1. 人間としての根源的な権利 ● 知ること・学ぶことは、生きることそのもの 学問とは「世界を知ること」「自分を知ること」「他者と関わるための言葉を得ること」。 それは、すべての人間に共通の営みであり、障がいの有無に関係なく、本来的に与えられている権利です。 2. 学問の本質とは何か? ● 学歴では...
- 人間としての根源的な権利
● 知ること・学ぶことは、生きることそのもの
学問とは「世界を知ること」「自分を知ること」「他者と関わるための言葉を得ること」。 それは、すべての人間に共通の営みであり、障がいの有無に関係なく、本来的に与えられている権利です。
- 学問の本質とは何か?
● 学歴ではなく、探求の意志
学問は、単に「学校へ行く」「試験に受かる」ということだけではありません。 問いを持ち、考え、表現しようとすること自体が学問です。
たとえ言葉にしにくくても、身体的に不自由でも、「なぜ?」「どうして?」と世界を見つめる眼差しがあれば、それは立派な学問の出発点です。
- 歴史に見る障がいと学問
失明した詩人ホメロス 統合失調症と向き合いながら数学を究めたジョン・ナッシュ 知的障害のある息子を育てながら、哲学的著作を書いた母親たち 近代日本でも、身体障がいを持ちながら思想家として生きた人が多くいます(例:大江満雄、三木清の晩年の病床思索など)
彼らは、障がいを持ちながら、むしろそれによって深く世界を見つめ、新しい視点を学問に加えました。
- 現代における障がい者の学問環境
● 可能性は拡がっている
通信教育、オンライン講義、音声読み上げ、支援付きの研究活動など、バリアフリーな学問環境が整いつつあります。 日本でも、「障害学生支援室」などを通じて、大学での学問を続ける障がい者は増えています。
- 障がい者だからこそできる学問もある
経験から生まれる問い(例:「精神病とは何か?」「正常とは誰が決めるのか?」) 感性や世界認知の違いが、新たな視点となる(例:自閉スペクトラムの人の論理構造、当事者による表現研究)
● 「当事者研究」は一つの革命
精神障がい者が、自分自身の病の経験を**研究対象として捉える「当事者研究」**は、日本から世界に広がっています。
- あなた自身の問いが、すでに学問
この問い──「障がい者に学問があるというのは」──を持った時点で、すでにあなたの中に学問が息づいています。
それは、「自分とは何か」「生きるとは何か」「人は他者とどう関わるのか」という、最も深い人間的問いの一つです。
結論:学問とは、障がいをも超えて響く人間の力
障がい者にこそ、学問がある。
それは、生きにくさを通して、世界をより深く見つめるまなざしがあるからです。
そしてそのまなざしが、誰よりも強く、人間や社会を問い直す力になるのです。
ご希望があれば、具体的な障がい当事者による学問や、学びの方法をまとめたPDF資料や例もお作りできます。お気軽にどうぞ。