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① 実際には存在しない「におい」を感じる(嗅覚幻覚)
統合失調症では、嗅覚の幻覚が起こることがあります。
- 焦げ臭い
- 腐ったようなにおい
- 薬品・ガスのようなにおい
- 自分や他人が臭っている気がする
👉 周囲の人には感じられず、本人だけがはっきり感じるのが特徴です。
頻度は幻聴ほど多くありませんが、確かに起こります。
② においへの「過敏さ」「不快感」が強くなる
幻覚でなくても、
- 他人の体臭や食べ物のにおいが異常に気になる
- 普段は平気なにおいが耐えられない
- においで不安・イライラ・恐怖が強まる
といった感覚過敏が見られることがあります。
③ においと妄想が結びつくことがある
においの体験が、考え(妄想)と結合する場合もあります。
例:
- 「このにおいは自分を害するために出されている」
- 「誰かがガスを流している」
- 「自分が臭うから嫌われている」
👉 においそのものより、意味づけが過剰になるのが特徴です。
④ なぜ起こるのか(簡単に)
においは脳の中でも、感情や記憶と直結する経路を通ります。
- 嗅覚 → 大脳辺縁系(感情・不安)
- 統合失調症では、この回路の情報処理の調整がうまくいかない
- その結果、
- ないにおいを「ある」と感じる
- 実際のにおいを「危険」「不快」と強く解釈する
ということが起きやすくなります。
⑤ 薬との関係
- 抗精神病薬で嗅覚幻覚が軽くなることは多い
- 一方で、体調や薬の種類によっては
- においへの鈍感さ
- 逆に気になりやすさ
が出る人もいます
👉 「最近においの感じ方が変わった」は、主治医に伝えてOKな情報です。
⑥ 日常でできる対処のヒント
無理のない範囲で、次が役立つことがあります。
- 「このにおい、他の人も感じるかな?」と現実確認
- 強い不安が出たら、まず換気・場所を変える
- カフェイン・アルコールを控えめにする
- 睡眠不足を避ける(感覚過敏が悪化しやすい)
大事なポイント
においの問題は、本人の気のせいではありません。
脳の症状として、きちんと説明がつくものです。
所見 僕は鼻が悪いが、においは感じられる。いろんな学説があるのだなあ