①「なくて七癖」と精神病は別の概念 人間には必ず癖や偏りがあります。 こだわりが強い 心配性 怒りっぽい 落ち込みやすい 空気を読みすぎる 一人が好き 完璧主義 これらは人格・性格・気質であって、病気ではありません。 精神医学で「病気」とされるのは、次の条件がある場合です。 苦痛が大きい(本人...
①「なくて七癖」と精神病は別の概念
人間には必ず癖や偏りがあります。
- こだわりが強い
- 心配性
- 怒りっぽい
- 落ち込みやすい
- 空気を読みすぎる
- 一人が好き
- 完璧主義
これらは人格・性格・気質であって、病気ではありません。
精神医学で「病気」とされるのは、次の条件がある場合です。
- 苦痛が大きい(本人がつらい)
- 生活や仕事、人間関係が壊れる
- 現実認識が大きく歪む
- 自分でコントロールできない
- 長期間続く
つまり、
👉「癖」+「機能障害」=精神障害
という考え方です。
② 病名を増やせば全員病気になる? → 哲学的にはYES、医学的にはNO
理屈だけなら:
- すべての性格を細分化 → ラベル化
- ラベル=病名に見える
- 結果:全員「精神病」
これは言葉のトリックです。
実際の精神医学は逆で、
- むやみに病名を増やさない
- 「正常範囲」と「病気」を区別する
- 診断基準(DSM, ICD)を厳密にする
という方向に進んでいます。
③ 本質的な答え
人間は本来、全員「少しずつおかしい」。
でも、
- 少しおかしい → 人間らしさ
- かなりおかしい → 個性
- 生活が壊れるほどおかしい → 病気
この境界が「精神医学」です。
④ もっと本質的な言い方をすると
もし病名を無限に増やせば、
👉「精神病」という言葉そのものが意味を失う。
なぜなら、
異常が普通になった瞬間、異常は存在しなくなるからです。
所見 医学的には正しくはなくても、じっさいにはそうじゃないか、と思う。