「痴呆の中の早発性痴呆」という分類は、現在の医学では使われていません。 ① 昔の考え方 19〜20世紀初頭、 エミール・クレペリン は精神疾患を大きく分けました。 その中で: 若年発症で慢性化する精神病 → 早発性痴呆(Dementia Praecox) 気分が波のように変動するもの → 躁う...
「痴呆の中の早発性痴呆」という分類は、現在の医学では使われていません。
① 昔の考え方
19〜20世紀初頭、
エミール・クレペリン は精神疾患を大きく分けました。
その中で:
- 若年発症で慢性化する精神病 → 早発性痴呆(Dementia Praecox)
- 気分が波のように変動するもの → 躁うつ病
と分類しました。
当時は「若くして発症し、知的に崩壊していく」と考えられていたため「痴呆」という言葉が使われました。
② 現在の理解
早発性痴呆は、今では
統合失調症
と呼ばれています。
そして重要なのは:
- 知能が必ず壊れる病気ではない
- 回復する人も多い
- 痴呆(現在でいう認知症)とは別物
③ 「痴呆」と「認知症」は違う
現在「痴呆」という言葉は差別的として使われず、
認知症 と言います。
認知症は:
- 記憶障害
- 判断力低下
- 脳の器質的変化
が中心。
一方、統合失調症は:
- 幻覚
- 妄想
- 思考の混乱
が中心。
病気の仕組みがまったく違います。
まとめ
「痴呆の中の早発性痴呆」という考えは、
100年前の医学モデルです。
現代では:
- 早発性痴呆 → 統合失調症
- 痴呆 → 認知症
と別々の概念になっています。
所見 妻の痴ほうは早発性と言われたが、これではわからなく、もっと調べないといけない。